スポーツ整形外科は、怪我をしたスポーツ選手やスポーツを行う一般の方々の外傷や障害などの治療を専門的に行っております。スポーツ外傷や障害は、どのような治療を行うのか、手術を行うのか、手術を行うにしてもどのような方法でどこの部位を治療するのかは、患者様のご希望によっても非常に大きく方針が変わります。そのため、骨折や靭帯損傷、野球肘、脱臼など、怪我をされ方々のニーズに合致した、ベストの治療を受け、早期に現場復帰が出来るフォローも行わせていただきます。

• 突き指
• 切り傷
• 脱臼
• 捻挫
• 骨折
• 打撲
• 擦り傷
• 肉離れ
• 靭帯損傷
• 半月板損傷
• アキレス腱断裂
• 腱板断裂
• 肉離れ

• テニス肘
• テニスレッグ
• 野球肩
• 野球肘
• 水泳肩
• ゴルフ肩
• ランナー膝
• ジャンパー膝
• 脊椎分離症
• アキレス腱炎
• 踵骨骨端症（シーバー症）
• 腱鞘炎
• 疲労骨折
• オスグット・シュラッター病
• シンティングラーセン・ヨハンソン病
• シンスプリントなど

患者様のお悩みを親身になってうかがいながら、健やかでイキイキとした生活を取り戻すお手伝いをします。何でもお気軽にご相談ください。

成長期（小学生から中学生）に発生しやすい「スポーツ傷害」は、いわゆる慢性的に起こりやすくなります。成長期は、骨および筋・腱の発育が著しく起こり、これらが成長期のスポーツ障害の原因となることが多いです。代表的なものとして、野球肩、野球肘、腰椎疲労骨折（腰椎分離症）、オスグッド病、セバー病（シーバー病）などがあります。

代表的なスポーツ障害

テニス、バレーボール、野球などの肩障害	野球の投球動作の他、テニス・バレーボールのサーブ、スマッシュ、腕を大きく振る動作を繰り返すスポーツで生じるのが肩の痛みです。過度な投球動作が原因となることが多いですが、肩や肩周りの筋力不足や、各身体の柔軟性不足、動作フォームの不適切さなどが原因とも考えられます。
野球肘	投球動作によって起こる肘関節の障害の総称です。野球肘や野球やソフトボールだけではなく、テニスなどラケットを振る動作で肘に強い力がかるスポーツでも生じます。早期治療によって、理学療法と投球フォームの改善で症状は落ち着きます。
腰椎疲労骨折（腰椎分離症）	野球、サッカー、バスケットボール、陸上などの選手によく見られる骨折です。腰椎の後方（関節突起幹部）に亀裂が生じ、骨折が生じている状態です。スポーツの練習をし過ぎると必ず発症するわけではなく、体質的な要因も考えられています。
シュラッター病	膝のお皿の骨から数センチ下の部分の腫れ、運動時の痛みが主な症状のスポーツ障害です。太ももの全面にある大きな筋肉が、成長しきっていない膝のお皿の骨から数センチ下の部分を引っ張りすぎることが原因です。初期の段階で発見・治療開始することが、結果として早期復帰につながります。
セバー病（シーバー病）	10歳前後の男の子に多く見られる病気です。かかとの軽い腫れ、押すと痛みを生じること、歩行痛が症状となります。過度な運動の後に症状として出ることが多いです。 運動を急に始めた、練習量が急に増えたなど、過度な負担が大きな原因となります。

この時期には骨の成長は完了しており、その分、スポーツの活動性が上がり、スポーツ特有の怪我が多くみられるようになります。男子の場合は高校1~2年生、女子は中学3年生ほどまでが成長期です。スポーツ障害は、成長期と同様に筋力の低下や、動作の無駄な動きなどが原因となりやすいため、リハビリを行い復帰、再発を予防することが大切です。もしお子様の様子がおかしい、痛みを訴える、違和感を感じている様なことがありましたら、早めの受診をおすすめいたします。

代表的なスポーツ障害

反復性肩関節脱臼もしくは亜脱臼	スポーツや転倒などによって肩関節が外れることを言います。外れることや関節が抜けやすくなってしまう方も多く、このことを反復性肩関節脱臼と言います。ラグビー、アメフト、柔道などの選手によく見られます。年齢に関わらず、日常生活に支障を来したり、パフォーマンスを十分に発揮できない場合は手術が必要となる可能性があります。
肉離れ	スポーツを行うなかで、急に無理な動作をおこなった場合に筋膜や筋繊維の損傷・断裂が起こった状態を肉離れと言います。激痛が走り、それ以上の運動を続けられなくなります。筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップの不足などが原因となりますので、日頃からストレッチをするなどして、予防していくことも大切です。
足関節捻挫・外側靭帯損傷	スポーツを行う中で、非常に多い疾患です。ジャンプの際の着地や急な方向転換の際に靭帯が引き伸ばされてしまい、損傷や断裂が起こります。外くるぶしの下や前に痛みを感じたり、腫れや、該当場所を押すと痛みを感じたりします。慢性化してしまうことが多いため、違和感を感じた場合、早めの治療をおすすめいたします。

加齢による腱の脆弱化に伴い、スポーツ障害が起こることも少なくありません。代表的なスポーツとして、ゴルフ、テニス、ジョギング、水泳、ウォーキング等による腰、肘、肩の痛みを生じるようになります

代表的なスポーツ障害

変形性肘関節症	長期にわたって運動等により肘に負担がかかり、肘の中がすり減り、次第に骨が変形してしまう疾患で、初期は痛みを感じますが、進行すると肘の動きが悪くなります。骨棘と呼ばれる骨の棘が現れてしまうためです。痛みが強く動きに制限があっても保存的療法を基本として、治療をしていきますが、神経に症状が起こった場合に、症状によっては手術治療が必要となります。
半月板損傷・十字靭帯損傷	半月板損傷は、比較的多いスポーツ外傷の一つです。半月板とは、膝関節の中にあり、大腿骨と脛骨の間にある繊維軟骨です。体重がかかった状態で膝をひねったり、症状が加わったりすることで損傷します。治療は膝の安静を図りつつ、ヒアルロン酸注射や足底板、リハビリテーションなどの保存的治療から行い、改善が見られない場合、外科的手術を検討します。
上腕骨外側上顆炎 （テニス肘）	テニスのラケットを持ったり、物を持った際に、肘の外側から前腕にかけて痛みます。中年以降のテニス愛好家に生じやすいため、テニス肘とも呼ばれ、テニス以外に、長時間PC操作をするデスクワークの方や主婦が重い物を持って発症することもあります。炎症が長引くと慢性化し、手術が必要になることもありますので、早めの治療が大切です。
上腕骨内側上顆炎 （ゴルフ肘）	ゴルフの最中や、テニス、ボーリング、野球等のスポーツの際に肘の内側に痛みを感じる症状です。似た様な症状で、肘の外側に痛みが出るのが、テニス肘、肘の内側に出るのがゴルフ肘です。無理なスイングを続けたりすると上腕骨内側上顆部に過度な負荷がかかり、炎症を起こします。しばらく休むと回復しますが、放っておくと長期化して手術が必要になることもありますので、痛みを感じる場合、早めの対策が必要です。